ぜひ子育て中に読んでほしい、ママ向けおすすめ絵本 

絵本の読み聞かせは

子どもの情緒を安定させ、発達を促し、

親子の幸せな時間を作る素晴らしいものです。

でも絵本は「子どもだけのもの」かというと

私は違うと思っています。

絵本は酸いも苦いも噛み分けた、大人のものでもあるのだと思います。

絵本は子どもだけのものではない

さまざまな人生経験を経たうえで絵本を読むと

作者の深い想いや考えを感じ取ることができます。

子どもなら表面的な物語しか読み取れないことでも

大人は自分の経験に引き寄せて、多くを感じ取ることができるのです。

何度も読める絵本は忙しいママに向いている

小説や自己啓発書など、大人が好む本にも素晴らしいものがたくさんあります。

でも何百ページもある書籍を

何度も繰り返し読むことは時間的にも難しいものです。

つけておいた付箋部分を、数度読み返せればいいほうでしょう。

でも、絵本は違います。

わずか24ページや36ページしかありませんので

5~10分もあれば1冊を読み切ることができます。

この手軽さは忙しい大人にこそぴったり!

ページ数の少なさ = 子どもの読むもの

ではなくて

ページ数の少なさ = 時間のない大人が何度でも楽しめるもの

であると思うのです。

子育て中のママは忙しくて

本なんて読む時間なんてほとんどありません。

ましてや心を潤す楽しみのための書籍なんて

仕事で必要なビジネス書に次ぐ二番手になってしまいます。

だから、ぜひお気に入りの絵本を1冊みつけてください

これを読めば「心が潤う」というものを一冊見つけておけば

忙しい毎日に合間にオアシスを作ることができます。

大人向けの絵本もたくさん出ています。

ママ向けの絵本もたくさんあります。

時間がないけど、心を潤したい。

そんな方には絵本が断然おすすめです。

まずはママが美しい日本語をインプット

お子様には正しい日本語、美しい日本語を使ってほしいと思いませんか?

アウトプットするのは、実際には小学生からになりますが

それまでの間に美しい日本語を教えたいものです。

小学生になって文章を書いたときに

きれいな言葉を選ぶ子にはハッとさせられます。

でも、正直、最近の絵本の中には

首をかしげてしまうような表現をされている絵本もたくさんあります。

いくら子どもに受ける本であっても

妙な日本語やきたない言葉は教えたくないですよね。

物語を楽しむのと同時に

絵本は美しい日本語を知る最高の機会だと思うのです。

だから私はできるだけ

キレイな絵や言葉が使われていて

丁寧に作られていると感じられる絵本を選んでいます。

→<参照記事>年齢別にみるおすすめ絵本タイプと生活絵本

子どもの心を育てる読み聞かせ~美術館のような絵本~

つぎに紹介する本もそんな視点で選んだ本です。

まずはママが美しい日本語にふれて、なじんでください。

ママがふだん使っている日本語がキレイなものであれば

お子様の心にストックされる言葉は必ず美しくなります。

わが家の息子も年齢があがるにつれ

言葉がどんどん悪くなっていっていますが

少しでもその影響を減らすために

絵本の中で使われている言葉には気を使っています。

汚い表現の絵本はいくら子どもが気に入っても

ぜったいに買わないと心に決めています。

ママのお気に入りの一冊を見つけよう

では、日本語が美しくて

ママの心の琴線に触れる絵本ってどんなものがあるでしょうか?

たくさんあるなかで、今回はこの1冊をご紹介したいと思います。

「いちょうの実」作:宮沢賢治

そう。あの宮沢賢治の作品です。

宮沢賢治については、好きな方は好き。苦手な方は苦手と別れる作家かもしれません。

私は「注文の多い料理店」はドキドキして好きですが

同じ代表作の「銀河鉄道の夜」は、ひらがなやカタカナがキラキラしすぎて

見にくいなあと思いながら読みました。

宮沢賢治作品を息子に読み聞かせしてわかったのは

宮沢賢治は声をだして読むタイプの本だということ。

擬音や擬態語が多いですし、そのリズムは声にださなければわかりません。

音読にとっても向いている作家だと思います。

だから、読み聞かせに向いています。

そんな宮沢賢治作品を何冊か読んでみて

「これすごい!」とじーんときたのが、この「いちょうの実」という絵本。

100%ORANGEの及川賢治さんが挿絵を描いています。

秋になると街が銀杏でにおったりしますよね。

あのいちょうの木から、子どもである銀杏が飛び立っていくお話です。

おかあさんがいちょうの木です。

子どもたち(銀杏)が去っていくのが寂しくて

いちょうの葉をぜんぶ落としてしまうんです。

葉っぱを落とすのはそういうことだったのか、と感じいってしまいました。

子どもたちは旅立ちを前に、薄荷水(はっかすい)を水筒に用意したり

靴や洋服をきて、不安になりながらも旅立つ準備にそわそわ。

おかあさんは、ひたすらだまって見ているだけ。

声はかけません。

そして、朝日が昇るとともに

子どもたちが一斉に飛びたっていくのです。

まるで人間の子どもが成長したある日、元気に飛びたって行くみたいに。

思わず自分といちょうの木を重ね合わせて考えてしまうのです。

自分の子どもがいつか親から旅立つその日まで

ゆっくり自分の枝で遊ばせてあげよう、守ってあげようという気持ちになります。

自分の子供の旅たちの日を想像し、きっと切なくなるでしょう。

文章も宮沢賢治作品の中でもとくにわかりやすく

言葉がとても美しいのです。

子育て中のママにぜひ読んでほしい一冊。

宮沢賢治は結婚もしていなかったのに

こんな親の気持ちがわかるのかと、

はじめて読んだときには驚きました。

現代的なイラストレーションとコラボしているこの作品を

ぜひ読んでみてくださいね。

→私がこの本をみつけたのはこちらのサイトから。

いい絵本情報が満載のおすすめサイトです。

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