子どもの心を育てる読み聞かせ~美術館のような絵本~

シュタイナー教育って聞いたことありますか?

子どもの育児の本を探したとき

シュタイナーモンテッソーリなどの言葉を目にしたことはありませんか?

どちらかというと自然派育児だったり

詰め込み教育でない教育方法の分野となります。

私はどちらの教育方法にも惹かれたものの、

残念ながら、その教育に特化した幼稚園・保育園に

息子をいれることはしませんでした。

(高すぎて、できなかった! 笑)

モンテッソーリ教育を受けた方としては

オバマ元大統領や将棋の藤井聡太棋士が有名ですし

シュタイナーの学校を卒業された有名人には

斉藤工さんが最近では有名です。

今回はシュタイナー教育からみた

絵本への取り組み方法を考えていきたいと思います。

シュタイナー教育ってなに?

シュタイナー教育の創始者はオーストリア生まれ、
ドイツに住んだルドルフ・シュタイナー

アントロポゾフィー(人智学)と呼ばれる思想の創始者です。

人智学は聞き慣れない名前かもしれませんが

思想・哲学だけでなく、

「バイオダイナミック農法」など
(無農薬農業の一つの方法、天体の動きを考えて収穫などを行う)

ドイツを中心に広がった幅広い分野を包括する学問です。

この学問から生まれたのが「シュタイナー教育」です。

(ちなみに私は大好きな作家ミヒャエル・エンデが

影響を受けた思想として小学生のころに名前を知りました。)

今回、注目したいのは、その考え方のひとつ。

7年周期説」の考え方。

シュタイナーの考え方では
人間は7年ごとに節目があるといいます。

0~7歳を第一・七年期

7~14歳を第二・七年期

以後七年ごと節目がやってきます。

では第一・七年期(0~7歳)はどんな期間ととらえているのでしょうか。

0~7歳の間に大切にしたいこと

この時期の課題は、体を作ること。

身体をしっかり成長させることが、そのあとの行動力を生み出します。

きれいなものをみて、美しいとは何かをしります。

おいしいものを食べて、正しい味覚をえることができます。

この時期は穏やかで刺激の少ないものを与えます。

周囲のものをすべて吸収すると考えて

よいものを置かなくてはなりません。

身体のすべてが感覚器官で何でも吸収します。

歯が生え変わることで最初の身体づくりの段階は終わります。

7~14歳の間で大切にしたいこと  

第二・七年期(7歳から14歳)はどんな時期でしょうか?

小学生から中学生までが該当します。

呼吸や循環機関が成熟する時期です。

この時期には、いろいろな芸術的刺激を与えることが大切

覚えることができるようになり、学習を開始する時期です。

芸術体験によって、世界は美しいと感じます。

これ以降に思考力を培っていくのですが

ここの時期では「感情」をもとに豊かな心を育てることが大切です。

9歳前後には豊かな内面がはぐくまれ

周りとわたしの違いを強く意識するようになります。

0~7歳は「穏やかな内容の絵本」がいい

ママが行う絵本の読み聞かせの期間としては

この第一と第二の期間が該当すると思います。

7歳を過ぎた第二期間になっても

絵本の読み聞かせをしている人は少ないかもしれませんね。

(我が家は行っていますが)

ご紹介したシュタイナーの7年周期説にのっとると

第一期に読む絵本は

刺激的すぎない

日常をおだやかに表現したもの

が好ましいといえるようです。

もちろん、この考え方だけにとらわれる必要はありませんが

恐怖をあおりすぎたり

話に救いがないものなど

この時期には刺激的すぎる絵本もあるなあと感じます。

とくに恐怖心を植え付けるような絵本は

トラウマになりかねないので避けた方がよいですね。

絵は時にに言葉よりも雄弁ですので

0~7歳の第一期には

刺激的すぎない絵本をえらぶのが良いと思います。

〇日常を丁寧に描く穏やかな本はこちら→
年齢別にみるおすすめ絵本タイプ

7~14歳は「美しい芸術体験できる絵本」がおすすめ

7~14歳は「美しい芸術体験」が大切です。

美しいものを美しいと感じる心、審美眼を得られる時期です。

本物を見極める目を子どもにはぜひ身に着けてほしいですよね。

本物の絵を美術館に見に行くもいいですし

クラシックコンサートに連れていくのもよいでしょう。

 

でもさすがに毎日は無理ですよね??

そこで出番が絵本です。

美術館に行ったような芸術体験ができる絵本は

探せばたくさんあります

読んでいるママも心が癒されて

子どもの心がはぐくまれる1冊。

今回ご紹介したいのは

私が息子の3歳のクリスマスに贈って7歳の現在まで

ずっと「読んで読んで」と持ってくる本。

「つばさをもらったライオン」 作 クリス・コノヴァー

作者はアメリカの童話作家クリス・コノヴァーです。

ネットで書評を読んで「ライオンが好きだし、気に入るかも」

と思って購入したのが、息子が3歳になったころ。

クリスマスのプレゼント用に買いました。

届いた本を見て

「字が多いなあ。ちょっと早すぎたかも」と思いましたが

意外や意外!

ライオンのかっこいい絵にくいついてくれて

それ以降、ずっとお気に入りの本となっています。

話が長いので私が疲れた日には断るときもありますが

隙あればこの本を読んでほしいみたいです。

<ストーリー>

ライオン王がおさめるねこの国につばさのついた王子がうまれました。

王子はある日、つばさを使って飛び立ってみたところ

コントロールを失い、窓の外をとびだし、ねこの国を超えてしまいました。

木にぶつかり負傷していた王子を助けたのは

ねこの国と敵対していたシロクマの王様。

シロクマは壁一面に宝物をもっているという噂でしたが

その宝物とは…?

話の流れもすごくしっかりできていて
(翻訳もすばらしい)

ママも満足のとっても良質のお話です。

絵が美しいだけじゃ楽しめない子もいると思うのですが

お話もとても面白いので

絵と話の両方を存分に楽しむことができます。

絵がとにかく繊細でとても美しいのです!

王子がねむるシーンなど

かわいらしくってネコ好きやライオン好きにはたまりません!

原画はさぞかし美しいだろうなあと思います。

こんな表現力豊かな本があると

「もっといい絵本を探したい」という気持ちになります。

まさにシュタイナーの言うところの

世界は美しいと感じる芸術体験」にぴったり。

言葉の発達にもお勧めです。

見返しページにもアルファベットでそれぞれ示した

世界のお話のイラストが繊細に描かれています。

日本からはUの浦島太郎が描いてありました。

童話をこよなく愛する著者の想いを感じられる芸術絵本。

この絵本を知る子どもはとても幸せだと思います。

よかったら手に取ってみてくださいね。

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