「小学生になったら本は自分で読むようになるもの」、と思っていませんか?
私はそう思ってしました。
少し寂しいけど、読んであげられるのは幼稚園や保育園までなんだろうなと。
ところが!
わが家は小学二年生ですが、
といいます。
うちが特殊なのかな、と思って観察していると、、、
実は「読んでほしい!」と思っている子って、低学年でいっぱいいるんですよ!!
ひらがなを書けるようになったからといって
みんながみんな読むのが大好きになるわけではないんです。
小学校の読み聞かせは大人気!
「みんな読み聞かせが好きなんだな」というのは
じつは小学校の読み聞かせの時間でわかります。
小学校ではボランティアや父母による「朝の読み聞かせ」を取り入れているところがたくさんあります。
読み聞かせの日には、机をさげて、読み聞かせ担当者がくるのを待っていてくれます。
そのわくわくした顔!!

こちらまでわくわくしてきます。
読み聞かせを始めると、全身全霊かたむけて真剣に聞いてくれます。
ときにはリアクションもしてくれて
絵本を通してコミュニケーションできるのがとっても楽しい時間です。
小学校によっては、読み聞かせボランティアといって、自分に子どもがいなくても読み聞かせをしてくださる方もいらっしゃるみたいですね。
そういった方たち向けに「絵本の読み方講座」なども開かれているようです。
「なんでそんなに熱心?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、
きっと、「楽しそうな子どもたちの顔が見たいから!」なんだと思います。
そのくらい子どもたちが絵本を楽しんでくれているのです。
「読んでくれるの大好き!」という気持ちを、
小学生になったからといって、取り上げてしまうのはちょっと残酷だなと思ってしまいます。
自分で本を読むのが好きでない場合、読み聞かせがなくなれば、急に本との接点がなくなります。
ちなみに小学校でよく読書感想文の夏休みの宿題がでると思いますが
その目的ってご存知ですか?
「本に親しむため」なんですよ。
読書感想文が宿題になることで、逆に嫌いになる人が続出しないか心配ですが
「本に親しむ」のが目的なら、「読み聞かせ」でもいいですよね♪
それでは
小学校で読んで、じっさいにクラスで大受けしたものをご紹介します。
クラス対象は1年生です。
ドキドキがとまらない絵本
「わゴムは どのくらい のびるかしら?」
作: マイク・サーラー
絵: ジェリー・ジョイナー
訳: きしだ え
ある日、男の子は、わゴムがどのくらいのびるか、ためしてみることにしました。
わゴムのはしを、部屋のそと、バス、汽車にのって、どんどん遠くに…
どこまで伸びるのか、どこで切れるのか
ハラハラドキドキする絵本です。
読み聞かせでは絶対外さない一冊!!
子どもたちのドキドキしている真剣な顔がたまりませんっ 笑
読みやすいので、読み聞かせはじめてさんにも向いていると思います。
とぼけた顔がかわいい しろくまシリーズ4冊
「おいしそうなしろくま」
作 柴田ケイコ
食いしん坊のしろくまが
「このたべものの中にはいったら、どんな感じだろう~」
とひたすら妄想するお話。
白いご飯とか、コロッケのなかとか、チョココロネの中に自分の体がすっぽり入ったらどうだろう?
という、想像力をかきたてる面白い内容になっています。
「きみはなにがすき?」と読者にむけてしろくまも問いかけてくるので
子どもたちも「納豆!」「サーモン!」など自由にいってくれました。
一方的に読み聞かせるのではなく双方コミュニケーションが成り立つので、低学年の「絵本読み」にぴったりだと思いました。
読む方もとってもたのしいです。
ママが読み聞かせるなら2歳くらいから、楽しめる内容だと思います。
くまのプーさんの声のイメージで私は読んでました。おじさんぽいイメージ。笑
ちなみにシリーズは4冊でていまして、
最近、最新刊の「うみのごちそうしろくま」がでました!
息子がくいついています!
ほかにも「あまーいしろくま」「おべんとうしろくま」があります。
ぜひシリーズで読んでみてくださいね。
小学生はもちろん、2歳から楽しめる本です。